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「完璧」よりも「完成」を。自分を追い込まないための練習と「あなただけの正解」の形

真っ白なキャンバスを前にしたときや、新しいプロジェクトが始まるとき。私たちの心には、期待と同時に、えもいわれぬ不安に包まれることがあります。「最高の作品にしたい」「誰からも文句を言われない完璧なものを作りたい」

そう願うのは、あなたが自分の表現に対して誠実であり、プロフェッショナルな意識を持っている証拠です。向上心があるからこそ、私たちは自分の中に「理想のハードル」を高く設定します。しかし、そのハードルがあまりにも高くなりすぎると、それはいつしか自分を閉じ込める「壁」に変わってしまうことがあります。

筆が止まる。キーボードを叩く指が重くなる。結局、何も手につかずに一日が終わってしまう……。そんな経験をしたことがあるのは、あなただけではありません。完璧主義という名の優しすぎる責任感が、時として私たちの自由を奪ってしまうのです。

白いキャンバスが「壁」に見えてしまうとき

「完璧」とは、どこまで行っても終わりのない、蜃気楼のようなものです。一方で「完成」には、明確な終わりがあります。たとえそれが自分の中で納得のいかない「60点」の状態であっても、最後までやり遂げて、一つの形に仕上げること。これには、私たちが想像する以上に大きな価値があります。

なぜなら、形になったものには「次」があるからです。どんなに素晴らしいアイデアも、頭の中に留まっているうちは、誰にも届かず、自分自身を成長させることもできません。しかし、拙くても、未完成な部分があっても、「まずは形にした」という事実は、あなたの中に小さな自信の種をまいてくれます。

「完成」は、自分への一番のギフト

「自分は最後までやり遂げられた」という達成感は、何百回の「もっと上手くできるはずなのに」という後悔よりも、ずっとあなたを強くしてくれるはずです。

特に、スマイルラボで行っているWeb制作やイラスト制作、文書作成といったデジタルな作業において、この「まずは完成させる」という考え方は非常に強力な味方になります。デジタルな作業のいいところは、後からいくらでも「上書き」ができることです。

「今日はここまで。明日また、少しだけ良くすればいい」

そう自分に許可を出してあげてください。今日、80点まで出来たのなら、それは大成功です。残りの20点は、明日の自分や、一週間後の自分に託してみる。時間を置くことで、新しい視点が生まれ、昨日悩んでいたことが嘘のように簡単に解決することもあります。

デジタルだからこそ許される「上書き」の自由

ここで一つの具体的な解決策を提示します。それは、自分自身や自分の作るものを、常に「ベータ版(試作品)」だと捉えることです。

世の中の便利なアプリやソフトウェアも、最初から完璧だったわけではありません。何度もアップデートを繰り返し、ユーザーの声を聞きながら、少しずつ形を変えて良くなっていくものです。

人生も、仕事も、同じではないでしょうか。最初から100点の正解を出そうとせず、まずは「今の自分にできる形」を世に出してみる。それを「ベータ版」として自分の中で受け入れ、少しずつ修正を加えていく。この「未完成を許容しながら進む」というプロセスこそが、結果的に最も遠くまで、あなたを連れて行ってくれます。

解決策としての「ベータ版」という生き方

さて、ここまで「完成」の重要性を説いてきましたが、これが唯一無二の「正しい答え」ではありません。ここが一番大切なポイントです。

世の中には、細部への徹底的なこだわりが生きがいであり、それによって心が安定する人もいます。一方で、とにかく数をこなすことで安心を得る人もいます。また、同じ一人の中でも、元気な時にはストイックに完璧を目指せるけれど、少し疲れている時には「とりあえず形にするだけ」で精一杯、という日もあるでしょう。

正解は、人の数だけあります。そして、同じ人の一生の中でも、季節や体調によって移り変わっていくものです。

正解は、人の数だけ、季節の数だけ

「誰かがこう言っていたから」「世間一般ではこれが正しいとされているから」と、外側の基準に自分を無理やり合わせる必要はありません。今のあなたが一番「呼吸しやすい」と感じるペース。それこそが、今のあなたにとっての唯一の正解です。

スマイルラボは、そんな「あなただけの正解」を一緒に探し、尊重する場所でありたいと考えています。イラストを描くとき、アクセサリーを編むとき、Webメディアの文字を打ち込むとき。周りと比べる必要はありません。昨日の自分と比べる必要さえ、時にはないかもしれません。

スマイルラボで見つける「あなたなりの歩幅」

「今日はこれができた。だから、これで完成!」

そうやって、自分にOKを出せる瞬間を増やしていきませんか。完璧じゃない自分を愛でる余裕を持つことで、制作活動はもっと自由で、もっと楽しいものに変わっていきます。

あなたが勇気を持って「完成」させたその作品には、あなたにしか出せない手触りや、その時の体温が宿っています。それは、どれほど完璧に整えられた既存の作品よりも、ずっと美しく、価値のあるものです。完璧な誰かになる必要はありません。あなたはあなたのままで、今日という一日を少しずつ、丁寧に「上書き」していけばいいのです。

スマイルラボは、尼崎の就労継続支援B型事業所です

イラスト制作・Webメディア制作・アクセサリー制作など「作る」仕事を、あなたのペースに合わせて進められる環境づくりを大切にしています。

「自分らしく働きたい」「自分のペースを見つけたい」と感じている方、まずは一度、私たちの空気感に触れてみませんか?見学や体験、ご相談は、リタリコや公式サイトからいつでもお申し込みいただけます。

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